新・金融腐食列島 混沌 上・下/高杉良

銀行員を主人公にした小説だと、高杉さんが一番だな。実際にあった事件を参考にしているし、金融業界をものすごく取材して書いているので、リアリティがあり登場人物が生き生きしている。

上下2冊で結構分量はあったが、一気に読めた。シリーズもので同じ登場人物がほとんどなので、感情移入がしやすく、面白い。

ちょっと残念だったのは、主人公に小泉-竹中路線(小説の中では別名)の批判を作中でさせていたこと。小説の伏線ならいいけど、作者の考えを言わせているような気がする。

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